フリーランスになる際の注意点とは?気を付けたいデメリット4つ|
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フリーランスになる際の注意点とは?気を付けたいデメリット4つ

働き方改革が叫ばれる中、多くの企業で副業が解禁されてきています。これまでは会社にばれないように慎重におこなってきた副業が、堂々とできる時代になってきたといえます。副業で稼げるようになったら、フリーランスで独立してみたいと思い始める人も多いのではないでしょうか。今回はフリーランスになる際に注意しておきたい点をまとめてみました。


フリーランスの注意点


フリーランスになると自由になる時間が増えたり、通勤ラッシュから開放されるなどのメリットばかりに目がいきますが、一方では会社勤めのときには感じなかった様々なデメリットも存在します。その主な例を紹介しますが、どういった仕事でフリーランスになるかでも注意点が変わってきますので、気を付けてください。また、フリーランスには健康保険や国民年金などを自分自身で手続きしなければならないという煩わしさもあります。そして家庭を持っている方は、何よりも家族の理解を得ることが大切です。まずは今から紹介する注意点をよく読んで、事前の準備をしっかりとするようにしましょう。

 

フリーランスになる際の注意点は主に以下のとおりです。

1. 収入が安定しない

2. スケジュール管理が難しい

3. 賃貸契約の審査が通りにくい

4. クレジットカード作成やローンを組むのが難しい


1. 収入が安定しない


フリーランスになると会社勤めの頃と違って、給料日というものがなくなります。また毎月の収入は一定ではなく、仕事量によって変動します。当たり前のことと思うかもしれませんが、収入がなくても、支払は定期的にやってきます。家賃やローンの支払などを前にすると、収入がない月は焦りが生じますし、また月々の貯蓄が減っていけば、家族との関係にも変化が生じたりします。フリーランスになって、毎月の収入が大きく変動することは、かなりのプレッシャーになりますので、注意しておきましょう。

 

またフリーランスでは、仕事をして、請求書を送り、取引先からお金が振り込まれて、はじめて収入となります。しかし取引先によっては、請求書を送っても、翌月末の支払になったりするので、回収までの期間が長くなります。また回収できなければ収入とはならず、働き損ということにもなりかねません。つまり今月仕事したからといって、すぐには収入とならないのがフリーランスです。仕事量、請求額の回収状況にもよって異なりますが、とくに最初の数ヶ月は収入が極端に少なくなる恐れがありますので、事前にお金を準備しておくことが必要です。

 

せっかくフリーランスになっても、生活費が逼迫すると家族も不安になってきて、細かいことで口喧嘩になったりします。そういった事態を避け、当面の不安定な時期を乗り切れるよう、フリーランスになる前に、開業資金とは別に6ヶ月程度の生活費を貯めておきたいものです。


2. スケジュール管理が難しい


フリーランスになって一番変わることは、定時というものがなくなることです。毎朝、決まった時間に起きて会社に向かうということがなくなり、起床時間は自分で決めればよいという、フリーランスの醍醐味が味わえます。一方で、裏を返せば、自由である分、自分自身で時間を管理していかなければならないということになります。スケジュール管理はフリーランスにとって非常に大切なことであると意識しましょう。

 

まず一日の管理ですが、できる限り一定のリズムを保つようにしましょう。朝起きる時間、夜寝る時間を一定に保つことで、体調を維持することができます。とくに自宅を仕事場にした場合には、仕事の時間と自由な時間の区別がなくなりやすく、仕事の効率が下がったり、集中できなくなったりすることもあります。また残業を意識しなくなるので、夜遅くまで仕事をすることもできてしまいます。家族も寝静まったあと、仕事がはかどるからといって、あまり夜遅くまで仕事をすると、生活リズムが不規則になり、体を壊す危険もあります。フリーランスにとって一番怖いことは病気などで仕事ができなくなることです。会社勤めのときは病気で休んでも給料はもらえましたし、有給休暇がなくなっても、傷病手当金などをもらうことができました。しかしフリーランスになると、仕事ができなくなることは、即、収入が途絶えることになります。フリーランスは健康でいることが大切で、そのためには自分を律する心を強く持たなくてはいけないのだと意識しましょう。

 

また中期的なスケジュール管理にも注意を払う必要があります。そのうえで考えなくてはならないのは、仕事量を調節することです。先ほど挙げたようにフリーランスは「仕事量=収入の額」であり、収入が不安定なときは仕事があれば、すべて引き受けようとしてしまいがちです。フリーランスなって間もない頃はそれでもよいのですが、仕事が軌道に乗ってくると、うまく仕事量を調節することが必要となってきます。もし能力の限界以上の仕事を引き受けてしまうと、納期に間に合わなくなったり、時間に追われて、仕事のクオリティが下がったりしてしまいます。そうなると取引先の信用を失い、長期的な視野で見ると仕事を失うことにも繋がります。こうなっては本末転倒です。フリーランスになったら、会社勤めのときのように他の人に仕事を回せなくなりますので、自分でできる仕事量を把握して、調節することが大切です。

 

それから休みをどう取るかも、悩むポイントです。仕事に余裕のあるときであれば、平日でも休みが取れるのがフリーランスです。お盆や年末など世間一般のサラリーマンが休むときは、休みが取りやすいのですが、立込んでくると、土日も返上で仕事に取り組まなくてはならない場合もあります。とくに家庭を持っていれば、土日は家族とのイベントがあったりもします。そのような場合に、スケジュールをうまく調整できないと自分だけでなく、家族にもストレスかけてしまうことになります。プライベートがうまくいかないと仕事にも影響が出てしまいますので、土日を仕事で使ったときは、きちんと振替の休みを取るようにしましょう。また自分自身にとっても、気分をリフレッシュすることで、仕事に対するモチベーションを上げることができると思います。フリーランスにとって上手に休みを取ることは、自分自身や家族にとっても大切なことであると認識してください。


3. 賃貸契約の審査が通りにくい


フリーランスになると自由が得られますが、一方で個人的信用は大きく低下します。会社員であれば、住宅を借りるのに苦労をしたことのある人は少ないと思いますが、フリーランスになると、安定した収入がないとみなされて、審査も厳しくなります。現在は保証会社の承認を得ることができれば、賃貸契約を結べるところがほとんどですが、別途保証人を立てる必要が出てくることもあります。30歳、40歳になって親に保証人を頼むのも気が引けますし、親が高齢だと、保証人になれない場合もあります。

 

このような事態を避けるためには、フリーランスになってから極力、新しい賃貸契約を結ばないことが重要です。とくに現在、会社契約で賃貸されている方は、不動産会社に相談して、個人契約に変えてもらうのが、一番よいでしょう。新たに契約を結ぶより、これまでの実績がある現在の賃貸のほうが、契約を結びやすいといえます。どうしてもというとき以外は、新たな賃貸契約は結ばないようにし、もし新たに賃貸契約を結ばなければならない場合は、できる限り会社勤めのうちに契約を済ませましょう。


4. クレジットカード作成やローンを組むのが難しい


一般的に金融機関では、ローンの審査の際、過去3年の源泉徴収票もしくは確定申告の写しを要求されます。ところがフリーランスになって間もない頃だと、確定申告書を提出できず、審査をしてもらえないということもありえます。また過去3年の確定申告書が必要ですので、開業から3年経過していないと、多額のローンが組めないこともあります。

 

クレジットカードの作成に関しても、同様のことが言えます。クレジットカードもその人を信用して発行されるものですから、収入がない方や不安定な方は審査に通らないこともあります。今あるカードは継続して使えますが、当面はショッピング枠やローン枠を増やすことは難しくなります。

 

住宅の購入を考えている方は、フリーランスになると、しばらくの間、チャンスはないと思ってください。多額の資産を持っている方は別として、フリーランスになりたての方が十分な額の住宅ローンを組むのは、ほぼ不可能と思ってください。金融機関は、ローンを返済する能力のある人にお金を貸しますから、フリーランスで、収入が安定していない人に多額のローンを提供してはくれないということです。従って住宅ローンを組みたいと考えているのであれば、会社を辞める前に住宅を購入しなければなりません。またクレジットカードも動揺で、新規に作るのであれば、フリーランスになる前にしましょう。


まとめ

フリーランスになると人から指図されなくなり、通勤からも開放されるといったメリットがありますが、上で述べてきたように、デメリットもあります。またこれまでは会社の中で、営業、総務、経理などとそれぞれ分かれていた業務を、フリーランスでは、すべて一人で行わなくてはなりません。しかしそのデメリットのいくつかは、事前の準備で軽減することができます。会社の倒産などで、いきなりフリーランスになる人もいるかもしれませんが、多くの場合は事前に準備をしたうえでフリーランスになると思います。上記の注意点をよく読んで、しっかりと準備をしてください。そうすればフリーランスになっても、成功できると思います。是非がんばって、自由を手に入れてください。   


この記事を書いた人

青野 泰弘

ファイナンシャルプランナー・行政書士

1964年静岡県生まれ。同志社大学法学部卒業後、国際証券に入社。その後トヨタファイナンシャルサービス証券、コスモ証券などで債券の引き受けやデリバティブ商品の組成などに従事した。2012年にFPおよび行政書士として独立。相続、遺言や海外投資などの分野に強みを持つ。

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