フリーランスの職務経歴書、書き方のポイントを徹底解説!

フリーランスの職務経歴書、書き方のポイントを徹底解説!

フリーランスとして、仕事を探す際に必要な職務経歴書。前職で契約形態を変えて業務を行ったり、親しい人のつながりで仕事を見つけたりする以外、まずは自分のことを知ってもらわなくてはいけません。

職務経歴書を作るにあたり、注意すべき点や記載すべき事項についてご説明します。

職務経歴書とは?

職務経歴書とは自分の能力やもっている技術の強みをアピールするための書類です。とくに応募先企業とあなたの間に面識がない場合は、職務経歴書があなたと応募先企業をつなぐ第一歩となります。

一般的に職務経歴書は、あなたが携わってきた業務を伝えるカタログのようなものです。

どのようなことができるのかという実務能力をアピールするためにも、職務経歴書は応募先の企業が求めていることを汲み取って記載する必要であり、書類選考後におこなわれる面接でのやりとりをあらかじめ想定した内容を記載していくことが求められます。

フリーランスにとって職務経歴書は重要?

 一般的な転職者は今までのポテンシャルにくわえて、将来的に採用先が期待する他の業務へも携わることができる見込みがあるのかどうかで採用が決まります。

その一方でフリーランスは、その会社の弱いところを補うために採用されるので、将来のポテンシャルよりも「今、なんとかしたい」という応募先のニーズに応えられるかどうかに焦点があてられています。

そのためフリーランスの職務経歴書は自身の専門性を証明するものと位置づけられ、とくに携わってきた職域に関する内容が募集している業務に直結しているかどうかによって、採用、不採用が大きく変わってきます。

フリーランスは、まずは職務経歴書での評価をもらわないことには仕事の受注につながりません。そして、多くの応募先はあなた以外のフリーランスや企業と比較して業務の発注をかけています。職務経歴書はそれらのライバルに勝てる内容のものが必要となります。

採用担当はここをみてる?おさえるべきポイントとは?

採用担当は、フリーランスは何らかの「得意分野」があり、それに特化した能力と技術を武器に業務をおこなっている人という認識があります。

しかしながら、能力と技術「だけ」を求めているわけではありません。お互いに気持ちよく仕事を進めるための「9つのポイント」をまとめましたので、ぜひおさえて職務経歴書にも盛り込んでいきましょう。

ポイント1相談に柔軟に対応しクライアントの状況を把握する姿勢を示す

発注元では、その進捗状況に応じて社内で変更が生じることもあります。フリーランスは「その業務の専門家として長けている人だ」と先方は認識していますから、たとえ先方の説明が足りなかったとしても、それぞれの相談に応じた内容を理解し、変更にも柔軟に対応してもらうことを望んでいます。

良好な人間関係を築くことができれば、発注元から「今回の発注をきっかけに、また違う仕事をあなたにお願いしたい」と業務が拡大していく可能性もあります。普段から丁寧な対応をしていることを表現するように努めましょう。

ポイント2クライアントの求める成果を返す

発注元は「納期に間に合わせればいい」というような作業的な仕事の受け方をする人よりも「クライアントのためにいい仕事」をするということに一生懸命になって、その成果を上げることに尽くしてくれる人を求めます。できるだけクライアントの期待に応えられるというような表現をするように努めましょう。

ポイント3自身の実績に応じた単価を提示する

 発注元は、あなた以外にも同じ業務を依頼している場合がありますので、「この業務内容なら、だいだいこれぐらいの金額になる」という相場観をもっています。あまりに安すぎたり、逆に高すぎたりすると信用問題にも関わってきます。自分ができることはいくらぐらいになるのかを普段から調査して、違和感のない提示ができるように努めましょう。

ポイント4きちんと丁寧に連絡がとれる

発注元にとって、連絡の取れる手段が複数あることは安心につながります。一般的にメールは比較的時間に余裕がある場合に使われる手段となっており、緊急性の高いものは電話というふうに使い分けているところも多いでしょう。

とくに納期が近づいてきた場合や社内で変更があった場合には、連絡手段が複数あり、容易に連絡が取れるほうが好まれます。また連絡の際は事務的な対応だけではなく、職業人としての労いやビジネスマナーをわきまえた対応ができ、トラブルを感じさせない表現ができるように努めましょう。

ポイント5確かな実績が具体的に明示されている

発注元があなたの実績を知る最初の手段は職務経歴書になります。その内容が抽象的な表現だったなら、発注先は細かなニュアンスまで想像することはできません。

これらのことから、あなたの経験を具体的な数値携わった年数などの期間を使って明確にしたり、可能であれば仕事の実績を測れるクライアント名を表記することで、比較しやすく把握しやすい表現となるように努めましょう。

ポイント6期限をきちんと守り、途中で投げ出さない

発注元は、依頼した内容をあなたが最後まで完成させることを前提に業務の依頼をしてきます。職業人として期限を守ることは当然ですが、普段からこまめな進捗状況や事前相談など、早め早めに連絡してもらえることを望んでいます。

万一依頼した業務が完成しなかったとしても、こまめな連絡や早い段階での連絡があれば、何らかの回避策を見つける可能性を高めることができ、トラブルを最小限におさえられます。

納期の直前になって急に依頼した業務を投げ出されてしまうことは発注元にとって損害となり、今後のあなたの信用問題にもつながっていきます。

ポイント7協調性をもっている

発注元から依頼された業務について、できることとできないことをはっきりと伝えることは、お互いが気持ちよく仕事をおこなう上で大切なことです。しかし、自分の意見ばかりを主張しすぎることは、発注元から見てあまり好感がもてる行為ではありません。

自分中心で仕事を進めていく人よりも、周囲の状況を把握しながら意見を聞き入れ、ときにはペースを合わせたりすることも大切なことです。発注元を大切にしながら仕事を進めてきたことを表現するように努めましょう。

ポイント8秘密保持やコンプライアンスについて理解している

企業にとって情報が漏れることは、ライバル会社を有利にしてしまうことにつながります。発注元の中にはライバル会社へ容易に自社の情報が漏れないよう、わざわざフリーランスの方を選んで業務依頼をするところもあるほどです。

そのため、大切なお客様の情報がどこにも漏れないよう管理できることは、フリーランスにとっても大前提となっています。たったひとりの関係者が起こした不祥事で経営ができなくなったり、会社の信用が失墜してしまったりすることもありますので、社外の人間だからと気をゆるめず、当事者意識をもって業務をおこなってきたことを表現するように努めましょう。

ポイント9経営者としてのコスト意識をもっている

フリーランスは経営者としてのコスト意識をもたなければ、利益の最大化がはかれません。発注元との契約にもよりますが、単発の仕事ごとに契約を結ぶ形態が中心となるフリーランスが、業務の遂行にかかる費用をすべて発注先に出してもらうということはなかなか難しいことです。

できるだけ無駄な時間や資材がかからないようあらかじめ配慮して見積もりを出すようにしましょう。また、経費を請求する際にはざっくりと「消耗品」というようなカテゴリーではなく、「書籍の名前」、「マウス」など具体的な提示をしておくと、発注元にとっても必要か不要かが判断しやすくなります。

フリーランスのための職務経歴書テンプレート

記事まとめ

フリーランスの職務経歴書にとって大切なことは、業務に関する知識や実績をアピールすること以外にも、発注元が安心して仕事を任せられると判断してもらえるような内容にすることです。他のフリーランスなどのライバルに負けない魅力的な職務経歴書を作成しましょう。

この記事を書いた人

瀧本 博史(たきもと ひろし) キャリアコンサルタント

キャリアの専門家として就職指導や大学講師、職業訓練校講師、ハローワークや公共機関等の相談員歴23年。心理カウンセラーとして心の問題もケアしてきており、高校・大学では就職・面接指導と講演、公務員試験対策を実施している。

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